消え物語り

49歳でちょい早(ハヤ)リタイア

ちょい早リタイアの準備(1)

今週のお題「人生で一番高い買い物」

ちょい早リタイアをしたいと思うようになってから準備をしたことはいくつかありますが、まずは住宅ローンを完済することでした。わたしの人生で一番高い買い物は住居、とは言ってもローンが完済するまでは自分の所有ではありません。完済し自分の所有になってからも税金や管理費、修繕費などが発生します。巷でよく話題になる「持ち家と賃貸どちらが得か」と聞かれると正解がわかりません。でもわたしは「得か損かだけ」で生きている訳ではないので(我ながらたくさん得できるタイプと思えないゆえの諦め)買ったことに満足しています。話は逸れましたがつまりは、ローン完済の目処が立てばその後の生活費用が下がりリタイアプランが立てやすくなるので返済を急ぐことにしました。とは言っても会社勤めですから収入も支出もほぼ決まっていて急にローンの返済スピードを上げるのは難しいです。

わたしはたまたま若い頃に住居に対する自分なりのプランを立てており、ラッキーなことにちょい早リタイアの準備に適用できました。それは、若いうちに高額ではない物件をローンで購入し、そのローンを完済させたら自分は新しい物件に引越して旧住居を賃貸に出す。新しい住居はまたローンを組んで労働収入から返済する。賃借者が転居して空室になったタイミングで旧住居を売却し、今までの賃貸収入と合わせてローン返済に充当する。まとめて返済したのは毎年の住宅ローン控除の恩恵を受けていたためです。

旧住宅を賃貸に出さずに即売却した方が築年数が浅いので売却に有利とか、一定期間賃貸してから売却すると税金を多く支払うことになるとか、読めない未来の不動産相場とか、いろいろ想像してみました。それでもなぜ一旦賃貸に出したかと言うと【サラリーマン大家】を経験してみたかったからです。再度書いてしまいますがわたしは「得か損かだけ」で生きている訳ではないのです。おかげで平凡な会社勤めをしながら大家さん側の視点を得る貴重な経験ができました。